ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
こんな扱いをされるなんて、ちょっと自信がなくなってきた。少なくとも聖女の祠で暮らし、祈りを捧げることで結界を維持してきた。頼まれれば瘴気を祓い、呪いも解き――でも、あの人達からしたら、聖女じゃなかったのかもしれない。
首を傾げたら、また、青年は顔をしかめた。
「ふん。しかたない、とりあえず陛下の前にはお連れしましょう。ここで放り出したとなると、陛下もお気になさるでしょうしね」
こちらを見る目つきは鋭いし、声音は冷え冷えとしたものだ。歓迎しないと露骨に態度で告げている。
放り出してもらってもかまわなかったのだけれどと考えかけ、いやいきなり放り出されたら困ると思い返した。
この国の王妃の地位とか全然興味ないので、住むところを借りるくらいは手を貸してもらえないだろうか。
放り出された鞄を拾い上げ、胸の前に抱えるようにしながら青年のあとについて歩く。彼の背中は、これ以上はないというほど明確に不機嫌だと示していた。
「その箱は、邪魔にならないところに積んでおけ」
不機嫌な声で命令され、運悪く通りがかった使用人が飛び上がる。
(なんだか、偉そう)
首を傾げたら、また、青年は顔をしかめた。
「ふん。しかたない、とりあえず陛下の前にはお連れしましょう。ここで放り出したとなると、陛下もお気になさるでしょうしね」
こちらを見る目つきは鋭いし、声音は冷え冷えとしたものだ。歓迎しないと露骨に態度で告げている。
放り出してもらってもかまわなかったのだけれどと考えかけ、いやいきなり放り出されたら困ると思い返した。
この国の王妃の地位とか全然興味ないので、住むところを借りるくらいは手を貸してもらえないだろうか。
放り出された鞄を拾い上げ、胸の前に抱えるようにしながら青年のあとについて歩く。彼の背中は、これ以上はないというほど明確に不機嫌だと示していた。
「その箱は、邪魔にならないところに積んでおけ」
不機嫌な声で命令され、運悪く通りがかった使用人が飛び上がる。
(なんだか、偉そう)