ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
店に入ると、正面にカウンターがあった。そして、左右の棚にはずらりとポーションの瓶が並んでいる。ポーションには一本一本ラベルがつけられ、作成者の名前と効能、それに値段が書かれていた。作成者の名前のついていないポーションは、効能ごとに分類され、まとめて並べられている。
「見せてごらん」
カウンターの向こう側に腰かけたベラに言われ、シアは先程の青年――アロイスと呼ばれていた――が使い残した瓶をベラに差し出した。
ベラは、光にすかしたり、香りを確認したりと先程のアロイスと同じようにポーションを確認している。
それから手で瓶を包み込むと、口の中でなにか唱えた。目を閉じて、ぶつぶつとつぶやき続けている。
「あんた、これ、うちにだけ卸さない?」
「このお店にだけ、ですか?」
「うん、よそにも卸すなら銀貨二枚と銅貨五枚、うちにだけ卸してくれるなら、銀貨三枚にするよ」
「ずいぶん高くないですか?」
アロイスが提示してきた値段の倍以上である。はん、とベラは肩を揺すった。
「見せてごらん」
カウンターの向こう側に腰かけたベラに言われ、シアは先程の青年――アロイスと呼ばれていた――が使い残した瓶をベラに差し出した。
ベラは、光にすかしたり、香りを確認したりと先程のアロイスと同じようにポーションを確認している。
それから手で瓶を包み込むと、口の中でなにか唱えた。目を閉じて、ぶつぶつとつぶやき続けている。
「あんた、これ、うちにだけ卸さない?」
「このお店にだけ、ですか?」
「うん、よそにも卸すなら銀貨二枚と銅貨五枚、うちにだけ卸してくれるなら、銀貨三枚にするよ」
「ずいぶん高くないですか?」
アロイスが提示してきた値段の倍以上である。はん、とベラは肩を揺すった。