ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
「あのね、あんたのポーションはものすごい効き目なの。銀貨五枚にして、買取もそれに応じて上げてもいいくらい。でも、あんたはまだこの街では無名だからね。もう少し名前が浸透するまでそれは待ってほしいの」
こういうところまできちんと話をしてくれるベラは、信頼して大丈夫曽津あ。
(……この人にお願いするのが一番よさそう)
他の店にも卸していいとベラは言っていたけれど、あちこち納品行くのは面倒だし、ここはベラに任せてしまおう。
「ベラさんにお願いしたいです。値段は、今のままで大丈夫――ベラさんの専属になります」
銀貨三枚だって、高いと思う。最初にアロイスが提示してきた価格でもいいと思っていたくらいなのだ。
「なに言ってるの。すぐにあんたのポーション、欲しいってやつが大挙して押し寄せるようになるんだから。ところで、どのくらい納品できる?」
「んー、いくらでも……いたた、冗談です」
材料は水とシアの魔力だけなので、納品しようと思ったら何本でも納品できる。何本でもと言いかけたら、マルが肩に爪を立てた。ある程度制限はかけておけということだ。