オリオンの夜に〜禁断の恋の果ては、甘く切なく溶けていく〜
★ 「冬馬、無理してない?」

「……俺には、芽衣しかいない……狡いよな……お前に全部寄りかかって、何にもしてやれてない」

芽衣は、ふわりと笑う。

「さっきも言ったでしょ?……沢山愛してくれなくていい。明香さんを、……愛しててもいいの。それでも、冬馬の側に居たいの……


「俺は……芽衣を」

「冬馬はやっぱりいいヤツなのね。……もっと私を利用してよ、政略結婚なんだから……」

芽衣が、俺の頬に触れた。

「もう泣かせそうだな、約束したばっかなのに」

芽衣の大きな瞳からは、もう涙が(こぼ)れそうだ。

「好きだよ。冬馬」

唇で芽衣の涙を(すく)ってから、俺はそのまま、芽衣のスウェットを捲り上げた。胸元の先端に口付けて、そのままスウェットのズボンの中に手を入れる。

「ンッ……あ、……とう……」

ゆっくりショーツの上から触れて、何度も指先を上下させてから、指先を芽衣の中へ挿し入れる。

「あっ……ンッ……」

「芽衣……もうちょい力抜いて……」

2本目の指を水音と共に奥深くまで挿し入れたとき、芽衣の身体が跳ね上がった。

「アッ……や……冬馬……」

「そのまま……少しラクにしてやるから」 

指先の動きを速くすれば、芽衣の甘い声が大きくなって、腰が浮き上がる。

「だ…め、……ンッ……や」 

「声我慢すんなよ」

俺はそのまま指先を、曲げて奥まで強く擦り上げた。

芽衣は、一際大きな声を上げると、俺を掴んでいた腕から手を離して、ぐったりすると、肩で息をしながら俺を見た。

「私……な、に……」
「上手」

意地悪く笑った俺に、恥ずかしそうに、視線をそらした芽衣の足を、大きく開くと、俺もすぐ芽衣の中に入った。

「あっ……ッ……冬馬っ」
「芽衣……側にいて」

突き上げるたびに、芽衣の細い体と綺麗なふっくらした胸が揺れる。

「あっ…アッ…とう……また……」

芽衣の奥がキツく締まって、甘い声はどんどん大きくなっていく。

「いいよ」  
「…ッ…ンンッ」

芽衣の体が一瞬強張って、芽衣の中から、押し出される感覚と共に、俺も芽衣の中に、全てを吐き出した。

芽衣と生きていく。芽衣を守ってやりたい。

俺は、眠ってしまった芽衣を抱きすくめると、ゆっくり瞳を閉じた。
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