旅先恋愛~一夜の秘め事~
迎えた水曜日の朝、事前に指示された通り秘書課に向かった。
ちなみに今日から来週半ばまで、暁さんは大阪に出張だそうでずいぶん残念がっていた。
「綿貫さん!」
秘書課入口のガラス扉を開けようとすると、背後から明るい声をかけられた。
「堤さん……おはようございます」
「おはようございます。今日からですよね、お待ちしていました」
京都で会ったときと変わらず、黒いパンツスーツ姿の堤さんは素敵だった。
「堤さんが私を推薦してくださったと伺いました。ありがとうございます」
「いいえ、私のほうこそ突然無理を申し上げて申し訳ありません。副社長からお話を伺っているうちに私の業務をぜひ綿貫さんにお任せできればと思いまして」
先週末に暁さんから電話があり、今回の件について教えてもらった。
概ね上司に聞いた話と相違はなかったが、なによりも堤さんが強く推してくださったそうだ。
曰く、副社長をきちんと制御できるところが一番の理由らしい。
私にそんな力があるとは到底思えないし買いかぶりすぎだと思うが、なぜか彼はとても楽し気だった。
ちなみに今日から来週半ばまで、暁さんは大阪に出張だそうでずいぶん残念がっていた。
「綿貫さん!」
秘書課入口のガラス扉を開けようとすると、背後から明るい声をかけられた。
「堤さん……おはようございます」
「おはようございます。今日からですよね、お待ちしていました」
京都で会ったときと変わらず、黒いパンツスーツ姿の堤さんは素敵だった。
「堤さんが私を推薦してくださったと伺いました。ありがとうございます」
「いいえ、私のほうこそ突然無理を申し上げて申し訳ありません。副社長からお話を伺っているうちに私の業務をぜひ綿貫さんにお任せできればと思いまして」
先週末に暁さんから電話があり、今回の件について教えてもらった。
概ね上司に聞いた話と相違はなかったが、なによりも堤さんが強く推してくださったそうだ。
曰く、副社長をきちんと制御できるところが一番の理由らしい。
私にそんな力があるとは到底思えないし買いかぶりすぎだと思うが、なぜか彼はとても楽し気だった。