大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
 行正の目を見つめていた咲子の元に、
『この嫁はいろいろと大丈夫なのか?』
という行正の心の声が流れ込んできたが。

 珍しく大体合っていた。

 実際には、
『この嫁はいろいろと大丈夫なのか?
 まあ、そんなところも可愛いが』
だったのだが。

 ……何故、雑と決めつけるのですか、と思いながら、命(なが)らえた咲子は、おとなしく行正の命に従った。


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