大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
「綺麗ですね。
 ここからだと家の中からでも星座もよくわかりそう。

 えーとあの辺……」

 咲子は天を指差し言った。

「なにか星座っぽいですね。
 こっちの強い光が連なってるのも……

 星座っぽいですね」

「なに座かはわからないのか……」

「待ってください。
 学校で先生が教えてくださいましたので、なんとなくわかる気がします」

 そんなぼんやりとした返事をする咲子に、行正が訊いてくる。

「ルイスという先生を知っているか」
< 139 / 256 >

この作品をシェア

pagetop