大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
 咲子の背中を、トン、と突いて、祠へと急かす。

 ……そういえば、帰り、また車に乗るんだよな。

 もう一度、手を貸すとか恥ずかしいな。

 いっそ抱き上げようか、と、

「いやいやいやっ、その方が恥ずかしいだろっ」
とみんなに言われそうなことを思いながら、行正は咲子とともに祈った。




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