大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
港で船を見送りながら、咲子は寂しがったが、美世子は、
「なに言ってんのよ。
これで英国に遊びに行く口実ができたじゃない」
と強がる。
「そうですね」
と咲子は美世子に微笑みかけたが、美世子は、
「あー、でも、なんか悔しいわ~。
英国貴族のもとに嫁ぐとかっ。
私も国際結婚とかしてみたかったーっ。
あっ、駆け落ちもしてみたかったわっ。
あなたは恐れ多くも行正さまと結婚するし。
なんなのっ?
私が一番恵まれてなくないっ?」
と高い仕立ての服に、異国から取り寄せたバッグと質の良い日本製の日傘を手に美世子は言う。
はは……と咲子が苦笑いしたが、
「なによ。
愛はお金じゃ買えないのよ」
と美世子は言い放つ。
「なに言ってんのよ。
これで英国に遊びに行く口実ができたじゃない」
と強がる。
「そうですね」
と咲子は美世子に微笑みかけたが、美世子は、
「あー、でも、なんか悔しいわ~。
英国貴族のもとに嫁ぐとかっ。
私も国際結婚とかしてみたかったーっ。
あっ、駆け落ちもしてみたかったわっ。
あなたは恐れ多くも行正さまと結婚するし。
なんなのっ?
私が一番恵まれてなくないっ?」
と高い仕立ての服に、異国から取り寄せたバッグと質の良い日本製の日傘を手に美世子は言う。
はは……と咲子が苦笑いしたが、
「なによ。
愛はお金じゃ買えないのよ」
と美世子は言い放つ。