青い星を君に捧げる【零】
朝食も食べ終わり、今日の予定は……と匡に尋ねようとした時だった。リビングと繋がっている縁側からひょっこりと制服姿の佑真が現れた。
「おはようございます〜波瑠さん、匡」
リュックを片方の肩に担ぐように持ち、もう既にスニーカーを脱いで縁側に足をかけていた。彼はひらひらと匡に手を振っていて、匡は無言で頭を下げる。
爽やかな挨拶は結構だが、手慣れたように突然この百合の宮に入ってくるのは私の心臓が持たないからやめてほしい。
「さあ波瑠さんこれに着替えて、さっさと行こう!!」
「はあ?どこに行くの」
佑真はリュックから丁寧に畳まれた恐らく女物の制服を渡してきた。反射で受け取ったけど、生憎脳は追いついていない。
「俺の高校、今日文化祭なんです。それ着ていれば1日くらい生徒に扮せるよ。俺と制服デートしましょ?」
「そ、そんないきなり言われても……私が昼間からこの屋敷から出るなんてそう容易なことじゃ」
「それに関しては確認してあるから大丈夫。夜中まで会合があって今日中には当主様は帰ってこないそうだから」
私と佑真の会話を見守っていた匡がまるで彼の悪巧みを知っていたかのように冷静に言った。
「おはようございます〜波瑠さん、匡」
リュックを片方の肩に担ぐように持ち、もう既にスニーカーを脱いで縁側に足をかけていた。彼はひらひらと匡に手を振っていて、匡は無言で頭を下げる。
爽やかな挨拶は結構だが、手慣れたように突然この百合の宮に入ってくるのは私の心臓が持たないからやめてほしい。
「さあ波瑠さんこれに着替えて、さっさと行こう!!」
「はあ?どこに行くの」
佑真はリュックから丁寧に畳まれた恐らく女物の制服を渡してきた。反射で受け取ったけど、生憎脳は追いついていない。
「俺の高校、今日文化祭なんです。それ着ていれば1日くらい生徒に扮せるよ。俺と制服デートしましょ?」
「そ、そんないきなり言われても……私が昼間からこの屋敷から出るなんてそう容易なことじゃ」
「それに関しては確認してあるから大丈夫。夜中まで会合があって今日中には当主様は帰ってこないそうだから」
私と佑真の会話を見守っていた匡がまるで彼の悪巧みを知っていたかのように冷静に言った。