青い星を君に捧げる【零】
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《side.藤野佑真》
本郷家本邸は殺伐としていて嫌いだが、百合が咲き誇る別邸は違う。いつも彼女の暖かさで溢れている。だから2人きりでいるのも悪くない。
だけど彼女が鳥籠に囚われた鳥のようで、自由にさせてあげたい気持ちもある。あの屋敷から出て、外でデートしたい。しかし、そんなこと検索しても出てくるはずないし。さて、
「どうしたものかな……」
白虎本拠地幹部室。ソファに寝転びスマホをいじっていればPC画面と睨めっこしていた副総長の敦が頭を上げた。どうやら呟いた独り言が聞こえていたらしい。
「女のことか?お前も大変だな」
「そーなんだよねー」
「そんな女に絡まれるのが嫌なら文化祭休めばいいじゃないか」
「文化祭……」
この俺と敦の会話の食い違いで、あるアイディアが降ってくる。
ソファから飛び起きて適当にリュックに詰め込んだ文化祭のパンフレットを出す。少し角の方が折れていた。毎年憂鬱だったこの行事に今年は光が差し込んだ。
「あつしー!確かうちの高校の女物の制服倉庫にあったよなー」
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《side.藤野佑真》
本郷家本邸は殺伐としていて嫌いだが、百合が咲き誇る別邸は違う。いつも彼女の暖かさで溢れている。だから2人きりでいるのも悪くない。
だけど彼女が鳥籠に囚われた鳥のようで、自由にさせてあげたい気持ちもある。あの屋敷から出て、外でデートしたい。しかし、そんなこと検索しても出てくるはずないし。さて、
「どうしたものかな……」
白虎本拠地幹部室。ソファに寝転びスマホをいじっていればPC画面と睨めっこしていた副総長の敦が頭を上げた。どうやら呟いた独り言が聞こえていたらしい。
「女のことか?お前も大変だな」
「そーなんだよねー」
「そんな女に絡まれるのが嫌なら文化祭休めばいいじゃないか」
「文化祭……」
この俺と敦の会話の食い違いで、あるアイディアが降ってくる。
ソファから飛び起きて適当にリュックに詰め込んだ文化祭のパンフレットを出す。少し角の方が折れていた。毎年憂鬱だったこの行事に今年は光が差し込んだ。
「あつしー!確かうちの高校の女物の制服倉庫にあったよなー」
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