青い星を君に捧げる【零】
それに香水やアクセサリーが置いてある棚にはおそらく白虎の仲間なのか、写真が飾ってある。どの写真にも満面の笑みの佑真が写っていた。
「話したいことは沢山あるけど、とりあえず体を温めておいで」
奥の部屋に行った彼が出てくればパーカーなどを手に持って出てきた。
「でもっ」
「夜は長いからね。ちゃんと話は聞くから大丈夫」
佑真に促されて簡単にシャワーを浴び。リビングに戻れば佑真は紅茶を入れて待っていた。手招きされて隣に座る。
思い返せばゆっくりと彼と過ごすのは久しぶりだった。
「まず俺がずっと聞きたかったこと……波瑠は本郷家の朧月の姫、で間違いない?」
「半分正解だけど、半分違うの」
「……?」
紅茶に写る自分の顔。ひどく怯えた顔をしてた。
だって初めてだから。誰かに打ち明けることが。
「確かに私は朧月と呼ばれてる。だけど私は“波瑠”じゃない」
ティーカップを持っていた左手にコツンと佑真の薬指が触れた。
「……私の名前は本郷リリィ。波瑠は妹の名前なの。ずっとあの子の代わりとして私は扱われてきた。元は百合の姫と呼ばれていた」
「話したいことは沢山あるけど、とりあえず体を温めておいで」
奥の部屋に行った彼が出てくればパーカーなどを手に持って出てきた。
「でもっ」
「夜は長いからね。ちゃんと話は聞くから大丈夫」
佑真に促されて簡単にシャワーを浴び。リビングに戻れば佑真は紅茶を入れて待っていた。手招きされて隣に座る。
思い返せばゆっくりと彼と過ごすのは久しぶりだった。
「まず俺がずっと聞きたかったこと……波瑠は本郷家の朧月の姫、で間違いない?」
「半分正解だけど、半分違うの」
「……?」
紅茶に写る自分の顔。ひどく怯えた顔をしてた。
だって初めてだから。誰かに打ち明けることが。
「確かに私は朧月と呼ばれてる。だけど私は“波瑠”じゃない」
ティーカップを持っていた左手にコツンと佑真の薬指が触れた。
「……私の名前は本郷リリィ。波瑠は妹の名前なの。ずっとあの子の代わりとして私は扱われてきた。元は百合の姫と呼ばれていた」