青い星を君に捧げる【零】
お店を出ると目的が達成されたのか、ぶらぶらとお店を見て歩く。この何気ない時間が好き。


お店とお店の間にある狭い鏡を見つけた私は佑真の手を引く。彼は意図が分かったのかスマホを出した。


「もっとこっち寄って」


彼の肩に頭を寄せるように隙間を埋める。数回シャッター音がした。彼がスマホの画面を私に見えるようにしてくれて覗くと、お揃いのサングラスをつけ身を寄せて写る私たちが。

「これリリィにも送っておくね」


「うん、ありがとう」


「……そうだ!プリクラって知ってます?」


「ぷ、ぷりくら?」


初めて聞いたカタカナ文字に首を傾げる。知らないことが分かったからか佑真はにやりと笑った。


彼に連れられやってきた、ガチャガチャと大きな様々な音が鳴り響くところ。女の子同士や男女で長い行列をなしている場所に私達も並んだ。


「あの箱みたいな機械でぷりくら(?)できるの?」


「ふはっ!!そうだよ、俺もそんなにやったことあるわけじゃないけど」


順番が来て、箱の中に入るとキラキラな世界が広がってた。どうすればいいかわからないでいると佑真が髪に手櫛を通す。

画面に映し出された私たち。もしかしてぷりくらって写真を撮れる場所!?佑真は私が察したことに気づいたのか楽しそうに笑う。
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