恋なんてしないと決めていたのに、冷徹御曹司に囲われ溺愛されました
「なに悲しい顔してるの。美鈴がいっぱい愛情を注いだからこんなにいい子に育ったんだ」
一条くんが手を伸ばして私に触れてきてドキッとした。
「一条くん……」
「歩も絢斗って呼んでるのに、美鈴はいつまで俺を名字で呼ぶつもりなのかな。そんなんじゃあ、親父に会わせた時に『一条くん』って言いそう」
「その時はちゃんと言うよ」
「突然できるわけない。今から練習しないと。ほら言ってみて」
「あ、あ、絢斗?」
「名前呼ぶのに緊張しすぎ。やり直し」
「ええー! やり直しって⁉」
つい声を上げる私の口に一条くんが手を当てた。
「シッ! 歩が起きる」
「う……ん、美鈴……」
寝言を言う歩を息を飲んで見守るが、起きる様子はなくてホッと胸を撫で下ろす。
「ほら、囁くように言って」
一条くんが悪戯っぽく目を光らせて催促する。
「絢斗」
絢斗を見つめて名前を呼んだら、彼が甘い目をして微笑んで私にそっと口付ける。
なんて甘いキス――。
その蕩けるようなキスに恍惚となる。
歩がいるのに……。
一条くんが手を伸ばして私に触れてきてドキッとした。
「一条くん……」
「歩も絢斗って呼んでるのに、美鈴はいつまで俺を名字で呼ぶつもりなのかな。そんなんじゃあ、親父に会わせた時に『一条くん』って言いそう」
「その時はちゃんと言うよ」
「突然できるわけない。今から練習しないと。ほら言ってみて」
「あ、あ、絢斗?」
「名前呼ぶのに緊張しすぎ。やり直し」
「ええー! やり直しって⁉」
つい声を上げる私の口に一条くんが手を当てた。
「シッ! 歩が起きる」
「う……ん、美鈴……」
寝言を言う歩を息を飲んで見守るが、起きる様子はなくてホッと胸を撫で下ろす。
「ほら、囁くように言って」
一条くんが悪戯っぽく目を光らせて催促する。
「絢斗」
絢斗を見つめて名前を呼んだら、彼が甘い目をして微笑んで私にそっと口付ける。
なんて甘いキス――。
その蕩けるようなキスに恍惚となる。
歩がいるのに……。