目の上の義母(たんこぶ)
すると、なぜか突然翔平は顔の前で手を合わせた。


「…ほんと、ごめん!!昨日…俺、酔っぱらい過ぎてたよな…!帰りの電車に乗ったところまでは覚えてるんだけど、そこから家に帰ってきた記憶がまったくないんだよ…!」


…えっ……?


「気づいたら、今日の朝だったからさ…。なんか俺、帰ってきてから変なことでもしてた…?」

「そ…そうじゃないけど…。わたしと話したこと…覚えてない?」


おそるおそる尋ねるわたしに、翔平はキョトンとして首を傾げる。


「昨日、陽葵起きててくれてたの?…ごめん、全然覚えてないわ…」


そ…そんな……。


「そういえば、昨日のメッセージで話したいことがあるって言ってたんだっけ?なになに?聞くよ?」


…この様子からすると、どうやら本当に昨日のことは覚えていないらしい。
< 94 / 115 >

この作品をシェア

pagetop