月下の恋人…missing
小さな頃から一緒にいてまゆは俺のすべてだった。
あの日の約束は?
今更離れるなんて、しかも俺に黙って……どうして。
いつまでも鳴り響く呼び出し音に諦めかけた時
「もしもし…………。」
『お前―――』
「どうしたの光にぃ?そんなに焦って光にぃらしくないよ。アハハ」
やっと聞けたまゆのか細い声は、いつもどうりのようで
だけど、わざと明るく振る舞っている事ぐらい、手に取るように解った。
『なんでっ…勝手に!』
「光にぃ――――…」