月下の恋人…missing
俺の言葉を遮って、まゆは明るい声で続ける。
「一回しか言わないから、よく聞いててね。」
『何言って…』
「好きだよ。光にぃ」
夏の暑さも、混んだ首都高も、見上げた青い空さえも
消えいるように絞り出された小さな呟きに
すべての時が止まる。
¨お前の声で好きだって聴かせて¨
いつか誓った小さな約束
夢事のような小さな約束を果たしてお前は…
「バイバイ。光にぃ」
プッ…ツーツーツー…