もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「ラベーラ様はとある貴族がとても危険な人物だからと、私に殺すよう言いました。できないと言ったら、ラベーラ様が暗殺されそうになって……。囚われた刺客がその貴族の方の名を明かしたのがきっかけで、処刑が行われました。刺客も牢獄の中で毒を飲んで亡くなったと聞いています」
「それはまた、ずいぶん似た事件だな。名を出された貴族が処刑された点を除けば」
アルドの声がひどく冷たく響き、シエルは無意識にグランツの服の裾を掴んだ。
「ラベーラ王女が君に殺人を依頼したと言ったな?」
あ、とシエルは小さく声をあげる。
アルドは彼女ではなく、グランツを咎めるように見た。
「それはまた、ずいぶん似た事件だな。名を出された貴族が処刑された点を除けば」
アルドの声がひどく冷たく響き、シエルは無意識にグランツの服の裾を掴んだ。
「ラベーラ王女が君に殺人を依頼したと言ったな?」
あ、とシエルは小さく声をあげる。
アルドは彼女ではなく、グランツを咎めるように見た。