記憶喪失のお姫様は冒険者になりました

📖声📖


『この国を…守って…』
この声は…誰?
どこから聞こえた?
でもこの声…誰かの声に似てる。
誰だっけ?

「ミホ、起きてるか!?」
扉を勢いよく叩き、私の起きているかを確認するクロさん。
私は慌てて返事をする。
「は、はい!起きています!」
私は急いで扉を開けた。
クロさんも先程の悲鳴と爆音が近くで起こったので慌てているみたいだ。
「クロさん」
私はクロさんの目を見た。
クロさんも私の目を見る。
そして互いに頷いた。
「行こう」そうクロさんと目で会話をした。
私はすぐに準備をした。
魔力を使うかもしれないからすぐに魔力回復などできるポーションを持って行く。
「クロさん、行きましょう!」
私とクロさんは走り出した。

近いとは思っていたが本当に近かった。
3件ほど隣のところだった。
そして私はその惨状を見て、思わず口元を手で押さえた。
「これは…っ」
ひどい惨状だった。
爆発地点だったと見られる建物は丸焦げになっており、人の死体すら残っていない。
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