姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
思えば、母はいつも疲れた顔をしていた。
自分の事を後回しにして"デイナント子爵家の為に"と、忙しく働く人だった。
昔からサボり癖のある父の代わりに屋敷を切り盛りして、大量の仕事を手伝いながら、間違いがないかどうか隅々までチェックしていた。
愛人のことに関しても、父には「節度を保つように」と厳しく言っていたが、自らの仕事や責任から逃れるような行動に、ついに愛想が尽きたのだと母は語った。
今は自分の仕事や最低限だけを行い、父を注意したり仕事を手伝うことをキッパリとやめた。
そして忙し過ぎて、なかなか相手が出来なかったアルフとの時間を取り、一緒に出掛けたりと自分の時間を楽しんでいたらしい。
顔も見たくないからと、寝室も別に移して今では伸び伸びと暮らしているそうだ。
勿論、ジャネットとも関わらないようにしているらしく、全てを父に丸投げしているらしい。
ニルセーナ伯爵夫人がジャネットの文句を言う為に屋敷を訪れてくる時も、父がいない事を誤魔化しながら母が頭を下げていたが、最近では「愛人のところに居ますわ」と来る度に告げると、ニルセーナ伯爵夫人は母に同情したのか、大人しく帰るようになっていった。
自分の事を後回しにして"デイナント子爵家の為に"と、忙しく働く人だった。
昔からサボり癖のある父の代わりに屋敷を切り盛りして、大量の仕事を手伝いながら、間違いがないかどうか隅々までチェックしていた。
愛人のことに関しても、父には「節度を保つように」と厳しく言っていたが、自らの仕事や責任から逃れるような行動に、ついに愛想が尽きたのだと母は語った。
今は自分の仕事や最低限だけを行い、父を注意したり仕事を手伝うことをキッパリとやめた。
そして忙し過ぎて、なかなか相手が出来なかったアルフとの時間を取り、一緒に出掛けたりと自分の時間を楽しんでいたらしい。
顔も見たくないからと、寝室も別に移して今では伸び伸びと暮らしているそうだ。
勿論、ジャネットとも関わらないようにしているらしく、全てを父に丸投げしているらしい。
ニルセーナ伯爵夫人がジャネットの文句を言う為に屋敷を訪れてくる時も、父がいない事を誤魔化しながら母が頭を下げていたが、最近では「愛人のところに居ますわ」と来る度に告げると、ニルセーナ伯爵夫人は母に同情したのか、大人しく帰るようになっていった。