姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
ゼルナにも「ウェンディが居てくれて良かった」と言われ、セバスチャンやハーナにも褒められた事で、少しずつ自信に繋がっていた。
自分が皆の役に立つ事が出来たと思うと嬉しかった。
(良かった……!今までの事は無駄じゃなかった)
それから何十枚もの招待状が届き、それをゼルナがチェックして厳選した後に「ウェンディもきっと楽しめると思う」と渡された招待状を持って、ドキドキする胸を押さえながら、お茶会に参加する事となった。
自分よりもずっと高位な家柄である令嬢達ばかりだった為、緊張していたが予想とは違い皆、温かく迎えてくれた。
「まぁ、いらっしゃい。ウェンディ様」
「はじめまして!!ウェンディ……マ、マルカンです」
「ふふっ、そんなに緊張しないで」
「ずっと貴女と話したいと思っていたの」
「私と、ですか……?」
「えぇ……そうよ」
特に公爵令嬢のレイナとミアとは気が合い、とても楽しい時間を過ごす事が出来た。
レイナは第一王子アーノルド、ミアは第二王子であるディマルコの婚約者である。
今までとは違う令嬢の友人が出来た事で、世界が広がった気がした。
以前は悪口や自慢、否定や批判ばかりでギスギスしていたが、この場では悪口を言うこともなく批判や咎めるような言動もない。
こんなにも明るい話題や互いを高め合うような有益な話が出来たことに感動していた。