姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
そう考えていると、キョロキョロと辺りを見回しながら早足で此方に歩いてくるジャネットの姿が目に入る。
そして此方の姿を見つけた途端、信じられないとでもいうように大きく目を見開いた後、ブルブルと肩を震わせた。
「何よ、そのドレス……!!」と、不満そうな低い声が耳に届いた。
ジャネットの着ているドレスを見ると、やはり欲しがっていたドレスショップのドレスは買ってもらえなかった様だ。
本当はフレデリックに買ってもらったドレスだと自慢したかったのだろうが、以前見たことがある自前ドレスを着用しているようだ。
焦ったような表情で少し遠くから此方を見ているフレデリックも気になるところだ。
この間見た時よりも覇気がなくなり、かなりやつれているように見えた。
婚約を解消しているかもと思ったが、共にいるところを見るに、二人はまだ婚約関係にあるようだ。
やはり国で一番、大きなパーティーの前に婚約を破棄する事は避けたかったのだろう。
「ウェンディ……ッ!!」
「……ごきげんよう」
「今すぐ大切な話があるのよッ!!早く来て!」
「……」
以前の経験からゼルナの前で何かを言うのは良くないと学んだのだろう。
けれど、わざわざ文句を言われる為に姉について行く必要はない。
そして此方の姿を見つけた途端、信じられないとでもいうように大きく目を見開いた後、ブルブルと肩を震わせた。
「何よ、そのドレス……!!」と、不満そうな低い声が耳に届いた。
ジャネットの着ているドレスを見ると、やはり欲しがっていたドレスショップのドレスは買ってもらえなかった様だ。
本当はフレデリックに買ってもらったドレスだと自慢したかったのだろうが、以前見たことがある自前ドレスを着用しているようだ。
焦ったような表情で少し遠くから此方を見ているフレデリックも気になるところだ。
この間見た時よりも覇気がなくなり、かなりやつれているように見えた。
婚約を解消しているかもと思ったが、共にいるところを見るに、二人はまだ婚約関係にあるようだ。
やはり国で一番、大きなパーティーの前に婚約を破棄する事は避けたかったのだろう。
「ウェンディ……ッ!!」
「……ごきげんよう」
「今すぐ大切な話があるのよッ!!早く来て!」
「……」
以前の経験からゼルナの前で何かを言うのは良くないと学んだのだろう。
けれど、わざわざ文句を言われる為に姉について行く必要はない。