姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
ぐちゃぐちゃになった服と髪を見て察してくれたのか顔を拭くタオルを貰う。
椅子に腰掛けるように促されて席に着くと、紅茶を出してくれた。
御礼を言うと女性は「申し訳ありません」と頭を下げた。
首と手を横に振りながら「大丈夫です」と言うと「坊ちゃんは、わたしの方から叱っておきます」と柔かな笑顔で返されて返答に困ってしまった。
「申し遅れました。わたしはマーサです」
「マーサさん、私はウェンディです。先程、ゼルナ様とお会いしたのですが大変失礼な事を言ってしまって……!もしかしたら気を悪くされたのかもしれません」
「気にしなくて大丈夫ですよ……坊ちゃんは少々照れ屋で人見知りでして」
「照れ屋、ですか……?」
「直ぐに慣れて普通に話せるようになるとは思いますけれど……」
あの言動は明らかに恥ずかしがっているようには見えなかったのだが、マーサが言うには久しぶりに令嬢と話した為、照れているだけらしい。
「ウェンディ様が余りにも可愛らしいので驚いているだけですよ」
「そんな……!」
「坊ちゃんは、今日ずっとソワソワされていて……だから緊張してどうしていいか分からなかっただけだと思います」
椅子に腰掛けるように促されて席に着くと、紅茶を出してくれた。
御礼を言うと女性は「申し訳ありません」と頭を下げた。
首と手を横に振りながら「大丈夫です」と言うと「坊ちゃんは、わたしの方から叱っておきます」と柔かな笑顔で返されて返答に困ってしまった。
「申し遅れました。わたしはマーサです」
「マーサさん、私はウェンディです。先程、ゼルナ様とお会いしたのですが大変失礼な事を言ってしまって……!もしかしたら気を悪くされたのかもしれません」
「気にしなくて大丈夫ですよ……坊ちゃんは少々照れ屋で人見知りでして」
「照れ屋、ですか……?」
「直ぐに慣れて普通に話せるようになるとは思いますけれど……」
あの言動は明らかに恥ずかしがっているようには見えなかったのだが、マーサが言うには久しぶりに令嬢と話した為、照れているだけらしい。
「ウェンディ様が余りにも可愛らしいので驚いているだけですよ」
「そんな……!」
「坊ちゃんは、今日ずっとソワソワされていて……だから緊張してどうしていいか分からなかっただけだと思います」