姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
分からないところはマーサに教えてもらいながら必死にやり方を覚えていった。
最初はやはり辛いと思う事もあったが、毎日繰り返すうちに慣れていき、スムーズにこなせる様になっていった。
ゆっくりと過ぎる時間……。
王都に住み、ニルセーナ伯爵家に嫁いでいたら、こんなにも心穏やかな日々は過ごせなかっただろう。
ニルセーナ伯爵夫人はいつも「伯爵家の為には」「嫁いでくるならば、こうあるべき」だと懸命に説いていた。
もっと上の爵位を得る為に、伯爵領を盛り立てていこうと気合い十分だった。
そんな期待に応えなければと、いつも勉学に励んでいた。
少しでも夫人に認めて貰いたいと思っていたからだ。
その時に蓄えた知識が今になって役に立つとは思わなかった。
自分の事を全て自分でやるのは苦労もあるが、前向きに受け入れる事が出来ている。
あの日からゼルナと顔を合わせたり、会話したりすることは殆どなかった。
けれど此処に居る事に文句を言われた事は一度もない。
居候のような生活で、確かに想像していた結婚生活とは全く違うけれど、これはこれで幸せだと思い始めていた。
何より今までにない新しい発見が沢山あったのだ。
それにこんな体験は王都にいたら絶対にできないだろう。
動物と自然に癒される日々。
自分で作る食事の美味しさや働いてくれている人達への感謝。
此処に来なければ、知る事が出来なかっただろう。
自由でのびのびとした生活は慣れてしまえば、とても充実していた。
最初はやはり辛いと思う事もあったが、毎日繰り返すうちに慣れていき、スムーズにこなせる様になっていった。
ゆっくりと過ぎる時間……。
王都に住み、ニルセーナ伯爵家に嫁いでいたら、こんなにも心穏やかな日々は過ごせなかっただろう。
ニルセーナ伯爵夫人はいつも「伯爵家の為には」「嫁いでくるならば、こうあるべき」だと懸命に説いていた。
もっと上の爵位を得る為に、伯爵領を盛り立てていこうと気合い十分だった。
そんな期待に応えなければと、いつも勉学に励んでいた。
少しでも夫人に認めて貰いたいと思っていたからだ。
その時に蓄えた知識が今になって役に立つとは思わなかった。
自分の事を全て自分でやるのは苦労もあるが、前向きに受け入れる事が出来ている。
あの日からゼルナと顔を合わせたり、会話したりすることは殆どなかった。
けれど此処に居る事に文句を言われた事は一度もない。
居候のような生活で、確かに想像していた結婚生活とは全く違うけれど、これはこれで幸せだと思い始めていた。
何より今までにない新しい発見が沢山あったのだ。
それにこんな体験は王都にいたら絶対にできないだろう。
動物と自然に癒される日々。
自分で作る食事の美味しさや働いてくれている人達への感謝。
此処に来なければ、知る事が出来なかっただろう。
自由でのびのびとした生活は慣れてしまえば、とても充実していた。