女の賞味期限
あーあ、もう二十歳か。

もう少し、10代でいたかったな。

「という訳で、桜もそろそろ彼氏作らないとね。」

友達の一言で、私の中に何かが芽生えた。

「彼氏……か……」

まだ、初体験を済ませていなかったから、次に付き合う人が、私の初めての人になる訳だ。

「好きな人とか、いないの?」

「……いるよ。」

私はさらりと答えた。

「ええ?誰?」

友達は、興味深そうだ。

「内緒。」

言ったって、からかわれるだけ。


「そう言えば、佐野勇斗。また女変えてたよ。」

その名前を聞いて、ドキッとした。

「本当、あいつ女遊び激しいよね。」

「毎回違う女連れているよ。」

私は静かに、アイスコーヒーを飲んだ。
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