若き金融王は身ごもり妻に昂る溺愛を貫く【極上四天王シリーズ】
美夕は慌てて「青谷くん!?」と割って入った。桃山も放ってはおけないと思ったようで「ちょっと落ち着こうか」と青谷をなだめる。
「あなたを見て、家に帰ってこないっていうのも納得しました。その顔じゃ、遊び相手がたくさんいそうですよね」
「……なにか、誤解しているようだが」
ゆったりと微笑をたたえて、慶が反論する。
「外に女性がいたから家に戻らなかったわけではないよ。仕事で国外に出ることも多くてね。美夕は社会に出て間もない。私の都合で連れ回すわけにもいかないだろう」
一応公の場ということもあり、表情を崩さずやんわり応じてくれている。
しかし、心中ではすでに臨戦態勢を取っていることだろう。いちゃもんをつけられたまま、慶が黙っているはずがない。
口論がエスカレートする前に止めなくてはと、美夕ははらはらする。
「そんなの言い訳だ。釣った魚にいつまでも餌をやらないで、彼女がずっとついてくると思ってるんですか? おめでたいですね」
「青谷、なんてこと言ってんの!」
「このくらいはっきり言ってやった方がいいんですよ、桃山さん」
制止する桃山の手を青谷は振り払い、慶に詰め寄る。
「あなたを見て、家に帰ってこないっていうのも納得しました。その顔じゃ、遊び相手がたくさんいそうですよね」
「……なにか、誤解しているようだが」
ゆったりと微笑をたたえて、慶が反論する。
「外に女性がいたから家に戻らなかったわけではないよ。仕事で国外に出ることも多くてね。美夕は社会に出て間もない。私の都合で連れ回すわけにもいかないだろう」
一応公の場ということもあり、表情を崩さずやんわり応じてくれている。
しかし、心中ではすでに臨戦態勢を取っていることだろう。いちゃもんをつけられたまま、慶が黙っているはずがない。
口論がエスカレートする前に止めなくてはと、美夕ははらはらする。
「そんなの言い訳だ。釣った魚にいつまでも餌をやらないで、彼女がずっとついてくると思ってるんですか? おめでたいですね」
「青谷、なんてこと言ってんの!」
「このくらいはっきり言ってやった方がいいんですよ、桃山さん」
制止する桃山の手を青谷は振り払い、慶に詰め寄る。