若き金融王は身ごもり妻に昂る溺愛を貫く【極上四天王シリーズ】
残りのワインをどうしようかと悩み、壊れたコルクの代わりにラップを広げたところで、シャワーを浴び終えた慶が上質そうなシャツとイージーパンツを着て戻ってきた。
「ラップってお前」
コルクが壊れたことは理解したのだろう。特に文句を言うでもなく、笑いをかみころすような顔でボトルを持ち上げた。
「随分といいワインを出してきたな。値段、聞きたいか」
やはり高級なワインだったようだ。美夕は「できれば聞きたくありません……」と肩を竦める。
「すみません。栓ができなくなってしまって」
「飲み切ればいい」
「一本、丸々ですか?」
「ああ。で、サングリアは作ったのか?」
美夕が冷蔵庫からグラスを取り出してくると、慶は今度こそ「あっはっは」と声を上げて笑った。
「グラス丸ごと冷蔵庫か」
なにがいけなかったのかよくわからず、美夕はキョトンと目を瞬く。瓶にでも入れるべきだっただろうか?
すると慶は「ワインを冷やすならこれだ」と言って、大きなバケツのようなかたちをしたワインクーラーにたっぷりの氷を入れ、ボトルを突っ込んだ。
「ドライフルーツはまだあるのか?」
「はい」
「ラップってお前」
コルクが壊れたことは理解したのだろう。特に文句を言うでもなく、笑いをかみころすような顔でボトルを持ち上げた。
「随分といいワインを出してきたな。値段、聞きたいか」
やはり高級なワインだったようだ。美夕は「できれば聞きたくありません……」と肩を竦める。
「すみません。栓ができなくなってしまって」
「飲み切ればいい」
「一本、丸々ですか?」
「ああ。で、サングリアは作ったのか?」
美夕が冷蔵庫からグラスを取り出してくると、慶は今度こそ「あっはっは」と声を上げて笑った。
「グラス丸ごと冷蔵庫か」
なにがいけなかったのかよくわからず、美夕はキョトンと目を瞬く。瓶にでも入れるべきだっただろうか?
すると慶は「ワインを冷やすならこれだ」と言って、大きなバケツのようなかたちをしたワインクーラーにたっぷりの氷を入れ、ボトルを突っ込んだ。
「ドライフルーツはまだあるのか?」
「はい」