スキナダケ
いつもの夕海はもっとゆっくり、言葉をていねいに発音する。
この時の夕海は違った。
例えるなら、推しを目の前にして興奮が抑えられないオタクみたいに、言葉をまくし立てる。
頬が赤い。
本当にハナに憧れてたんだ。
ハナが好きだったんだ。
中性的なハナを。
今のハナじゃないハナを。
この光景はおかしいって思った。
ハナを支配してるのは夕海のはずなのに、
ハナの存在は夕海の為に在るのに、これじゃあまるで夕海の心が過去のハナに支配されている。
それは変だよ。
ハナが生きる為に夕海が道を示してくれなきゃ。
夕海がハナの全部を好きにしていいのに、今の夕海は過去のハナに執着してる。
夕海。夕海…。
こっちを見てよ。
ちゃんとハナを見てよ…。
この時の夕海は違った。
例えるなら、推しを目の前にして興奮が抑えられないオタクみたいに、言葉をまくし立てる。
頬が赤い。
本当にハナに憧れてたんだ。
ハナが好きだったんだ。
中性的なハナを。
今のハナじゃないハナを。
この光景はおかしいって思った。
ハナを支配してるのは夕海のはずなのに、
ハナの存在は夕海の為に在るのに、これじゃあまるで夕海の心が過去のハナに支配されている。
それは変だよ。
ハナが生きる為に夕海が道を示してくれなきゃ。
夕海がハナの全部を好きにしていいのに、今の夕海は過去のハナに執着してる。
夕海。夕海…。
こっちを見てよ。
ちゃんとハナを見てよ…。