スキナダケ
「じゃあちょっと、誰でもいいので生徒に近付いてくださーい」

ハナの指示でスクリーンにはまた生徒達が映し出される。

おじさんが持ってるタブレットのカメラが一人の女子に近付く。

金髪でメイクも派手。
学校に来てくる服も高一にしては露出が多くて攻めてるなぁって思ってた。

学校はサボりがちで、留年の危機だって騒いでたけど、この女子は驚くほど絵が上手なんだ。

文化祭の話になった時に、中学の時に描いた水彩画を持ってきてもらったことがある。
本当に息を飲むほど綺麗で、みんなが感心してた。

そこからやる気に火がついた女子は、今までが嘘みたいにリーダーシップを発揮して、クラスの中心になって展示の準備を進めてくれてたっけ。

せっかく改心したところだったのに、ごめんね。

白眼をむいて、ピクピクと痙攣してるのが分かった。
意識は無さそうだった。
< 172 / 235 >

この作品をシェア

pagetop