スキナダケ
その傍では黒髪にシルバーの細いフレームの眼鏡男子が口の端から血を流してウーウー唸っている。

喉元を押さえたまま細かく呼吸を繰り返す子、
失禁してしまってる子、
吐瀉物や吐血した血にまみれて痙攣してる男子。

彼らが望んだんじゃない。
ハナの私利私欲と顕示欲の為に選ばれてしまっただけ。

明るくて素敵な未来を夢見てたかもしれないのに。
今が幸せでしょうがなかったかもしれないのに。

ハナがこのクラスの一員だった。
たったそれだけの運命で、今日この人達は死んでいくんだ。

十四人。
自己最多の大量殺人。

ヤッたのはハナ。

そう。

ハナがヤッたんだ。
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