スキナダケ
方法は簡単。

お父さんと話をした翌日。
宣言通り、ハナは学校を休んだ。

休んでやっていたのはクッキー作り。
今日、さすがに全員が登校するとは思ってなかったけど、一応二十人分のクッキーを作った。

ラッピングもハナらしく、リボンとか使って可愛くした。

クッキーの隠し味はもちろん毒。
入手源はネットの闇サイト。

お父さんから譲って貰ってもよかったんだけど、ママに使った毒は即効性があり過ぎた。

夕海達にこの映像をリアルタイムで観せるには効果が出るまでのリードタイムをある程度設定出来なきゃ困る。

それにこの事件が明るみに出た時、毒の入手源がお父さんだとバレたら、最後にお父さんに迷惑をかけて終わることになる。
それだけは避けたかった。

今まで散々ハナの為に汚れ仕事を引き受けてくれたお父さんにだけは罪は着せられない。
唯一、ハナを裏切らないって信じられた人だから。

毒の種類、効力、効果が出るまでの時間、もし不発した場合の後遺症と、ハナにかかるリスクを入念に調べて決めた。

正直、不発の場合のリスクはあんまり重要視していなかった。

この計画が失敗したとしても、その後のハナの人生には影響しないって、分かってたから。
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