義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
 よく泣いて私の布団にもぐりこんでいたのは、エリエッタの方。お兄ちゃんだからって、ずっと我慢していたのか、主人の容体が悪くなり3日ほど目を覚まさなかったときに初めて私の布団にやってきたっけ。
 怖かったんでしょう。
 すやすやと眠るリードルの髪をなでる。
 あの頃のように細くて柔らかではなくなったけれど……。
 パチリと50㎝ほど先にあるリードルの目が開いた。
「おはよう、リードル」
「リア……おはよう」
 ん?お義母様ではなくリア?
 リードルが私の頭の後ろに手を回して引き寄せ、額に唇を落とした。
 おうっ?
 それ、私がいつも小さなリードルにしていた朝の儀式では?!
「かわいい。僕のリア……」
 あ、それも聞き覚えが。かわいい私の義息子……リードルって、言ってました。
 にゃに?真似っ子してます?小さい頃の夢でも見たのかしら?
 ちゅ。っと、もう一度額にキスされ、それからほっぺにちゅっ。
 それから、唇にリードルの唇を押し当てられた。
 ちょ、ちょ、ちょっと待って!
 さすがに、実子でもないのに、口はいかんと。
 侍女が、自分の赤ちゃんにむちゅってしてるのを羨ましいと思って見ていたことはありましたけれどね。
 実子ではない上に、さすがにもう赤ちゃんでもないしと……。
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