能ある彼女は敏腕社長に捕獲される
…ヤなものを見ちまったな、おい。

1週間もしたら見なれてしまった真っ白な天井に向かって、私は心の中で呟いた。

子供時代から会社に入社するまでの夢を見てしまったため、目覚めはいいものではない。

枕元で充電しているスマートフォンに手を伸ばして時間の確認をすると、朝の5時を過ぎたところだった。

平日だったら起きるか寝るかと迷うところだけど、今日は休日だ。

二度寝だ、二度寝。

私はスマートフォンから手を離すと、寝返りをした。

それにしても…本当にいいベッドだな、おい。

さすが金持ち、寝具も最高級である。

超一流ホテルも使っていると言う高級寝具を躰で感じながら、私は心の中で呟いた。

どんだけ金を使ってるんだ、お値段以上どころの問題じゃないぜ。

今の今まで身の丈にあった生活をしてきた私からしてみたら、社長のやることは本当にわからないうえに理解もできない。
< 52 / 145 >

この作品をシェア

pagetop