ダブルブルー
まだ、私の頬を優しく撫でる、青さんの手のひらを思わず、手のひらで包んだ。


ぴたりと合わさった視線。


数秒間、見つめ合う。


ふふふ。


どしたの?蒼ちゃん。


「もしかして、欲しくなっちゃった?」


囁き声が頭の中で響いて、痛いほど。


甘い囁きは、理性を遠くに飛ばしてしまうのには充分、で。


「…なんだか私、変なんです…」


そう?変なんかじゃ、ないよ?オレも蒼ちゃんとおんなじ気持ち、だよ?


ふふふ。


でも、とりあえずは腹ごしらえ、だね。


いたずらっぽく笑ってくれた、青さん。













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