ダブルブルー
時刻は22時を過ぎている。


そろそろ帰らないと。


隣では、青さんが穏やかな寝息をたてている。


そろそろと、ベッドから起き上がった。


と…、


「…蒼ちゃん…どこ行くの…?」


寝ぼけ眼の青さんが、私の手首をゆるく掴んでいる。


「もう、22時過ぎだから帰らないと」


「やだ」


瞬時に返ってきた返答。


その口元は、少し尖っていてこんなところすら可愛らしいし、愛おしい。


「あ、なに笑ってるの?」


拗ねた口調は、なおさら。




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