ダブルブルー
「んー、時間が経つのが早くて、嫌になるねぇ」


しばらく、枕に顔を埋めていた青さん。


よし!送ってく!!


反動をつけて、起き上がった。


「いやいや、ひとりで帰ります!タクシー拾えばいいし。青さん休んでください」


手を振って、遠慮したのだけれど。


「なに言ってるの。ひとりで帰すわけないでしょ」


行くよ。当然のように、シャツを羽織ながら告げた青さん。


それは、初めて出会ったあの日のセリフ、で。


変わらないのだ。


青さんも、私も。


それが、嬉しい。



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