俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない

『海外だから気が大きくなったんだか知らないが、簡単にほかの女と寝るような男のもとに涼野を返すわけにはいかない』

 あの時の最上さんと光里の態度がずっと腑に落ちないと思っていたが、高城の写真と嘘に惑わされていた状態だったなら納得できる。

「涼野、めっちゃショック受けてたよなー」
「ちょっと石狩さん……!」

 光里が焦ったように、石狩の口を塞ぐ。

 ということは、さっき光里が『別の相手』と口にしたのも――。

「……お前、俺が高城みたいなくだらない女に引っかかると思ったのか?」

 少々意地悪な口調で問いかけると、こちらに向き直った光里は困ったように眉を下げて反論する。

「だ、だって、写真がいかにもそれらしいものだったから……」
「これくらいで疑われるなんて、どうやら俺の愛情表現が生ぬるかったみたいだな」
「えっ?」

 光里がギクッとしたように肩を揺らす。さっき俺を『支えます』と言っていた強気な彼女はどこへやら。

 甘い発言が未だに苦手な彼女がかわいくて、ますます意地悪したい気分になる。

「マンションに帰ったら覚悟しとけよ? 二、三日立てないようにしてやる」

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