俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない

「もしかして、テレビ中継とかされてんのかな……もしこのまま事故ったら、俺、一生その映像がトラウマになる気がする……」
「馬鹿言うな。……深澄がなんとかする」

 最上さんは石狩さんを小突くとともに、黙って瞳を潤ませる私を励ますように、ぐっと肩を掴んで揺らす。

 〝しっかりしろ〟と言うように。

 私は涙を散らすように首を振り、再びまっすぐに滑走路へ降りてくる機体に目を凝らす。

 なんとなくだけれど、今回はタッチアンドゴーではなく、着陸を試みる気がした。

 鷹矢さんの操縦に迷いがない気がしたのだ。

 そう言えば、着陸は得意だと前に言っていた。いつだってソフトランディングで機体を優しく扱ってくれる彼だもの。

 きっと……きっとうまくやれる。

「頑張って、鷹矢さん……っ」

 胸の前で合わせた両手をきつく握りしめ、前輪の出ない巨大な機体の着陸を見守る。

 地上に降りてきた機体は、先ほどまでと同じように、まずメインギアを接地させる。

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