俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない

 ぜ、全国ネットでなんと恥ずかしいことを……!

 思わずリモコンでプツッとテレビの電源を切り、火照りだす頬を両手で挟む。

 恥ずかしい……けど、うれしい。

 彼がニューヨークから帰ってきたら、たくさん甘やかしてあげよう。

 ついついにやけてしまう口元をきゅっと引き締めつつ、私はようやく出勤準備をするのだった。


 * * *


 ――翌年の四月。

 私たちは、以前ひと目で気に入ったあのお台場のチャペルで、結婚式を挙げた。

 ウェルカムボードの隣には、父が作ってくれたセスナ機の模型。天気は快晴で、チャペルの大きな窓からはやわらかな春の日差しがたっぷり差し込んでいる。

 小柄な私にもピッタリなウエディングドレスは、胸下にリボンがあしらわれたエンパイアライン。

 顔周りをスッキリ見せてくれるジュリエットキャップベールには淡いピンクの花かんむりを乗せ、ロマンチックな花嫁の装いになった。

 腕を組んだ鷹矢さんは、制服と同じ深い紺色のタキシードに身を包み、しっかりと前を見据えている。

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