俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
ショートパンツから惜しげもなく伸びている足は細身ながら女性的な丸みがあるし、V字に切れ込んだブラウスの襟元から覗く鎖骨は美しく、背は小さいくせに、微かに覗く胸の谷間は深い。
まとめ髪から無造作に落ちているおくれ毛が真っ白な細い首に落ち、仕事中にかいたのであろう汗でいくつか張り付いている。
これのどこが小学生男子なんだ。タイトスカートにストッキングというわかりやすい艶めかしさより、よっぽど色気を感じる。
「深澄さん?」
「……ああ悪い、考え事をしていた。疲れてるからタクシーでいいな」
いかにも仕事のことを考えていたように、すました顔をつくって歩きだす。
涼野はちょこちょこした足取りで隣に並び、俺を見上げる。すました顔が緩みそうになるかわいさである。
「深澄さんもフライトお疲れ様です。ロサンゼルスは暑かったですか?」
「日本より湿度が少ない分過ごしやすかった。これ、土産」
持っていた大きめの紙袋を、人差し指一本に引っかけて涼野に差し出す。両手で受け取った涼野は驚いて目を丸くした。
「えっ、ありがとうございます……! わざわざすみません」
「適当に選んだだけだから気にするな」