激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


「香椎様。お待ちしておりました。ご案内いたします」


 受付で香椎さんが名乗ると、すぐにスタッフが私たちを奥に案内してくれる。

 訪れているどの客もフォーマルな装いで上品に食事を楽しんでいた。

 スタッフが「こちらにどうぞ」と私たちを連れていったのは、レストランフロアの奥に位置するプライベート席だった。

 個室になっている席に通され、改めて緊張が増す。

 二十五階からの眺望が見事な席に通され、思わず入り口付近で立ち止まってしまった。


「何してるんだ?」


 突っ立つ私に、フッと笑った透哉さんが席に着くよう手を引く。

 私を椅子に座らせ、待機していたスタッフに「何か飲みやすいスパークリングワインを」とオーダーした。

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