激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
「業務提携の件についても──」
ドリンクの注文後に再び聞こえた透哉さんの声に、私の鼓動はますます不安な高鳴りを増していく。
続いて潤子伯母さんの声で「良かったです。ありがとうございます」なんて声が聞こえた。
〝結婚〟〝業務提携〟聞こえてきたフレーズに、悪い予感は的中の確立を上げていく。
この状況にこの話の内容。やっぱり、透哉さんと実乃梨の縁談がこれから進んでいくということに違いない。
そういえば実乃梨はしばらくは結婚したくないと言っていたけれど、海外に出てやりたいことにも満足し、このタイミングで結婚する気になったのかもしれない。
透哉さんも元々は伯父様の頼みで臨んだお見合いだったけれど、ここにきてこの縁談を進めなくてはいけない事情でもできたのかもしれない。
でも、それならなぜ私と一緒にいるのだろう。
たとえ好きだと思ってくれているとしても、これからお見合い話が進むとなれば私たちの関係はここで終わらせなければならない。