激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


「京香がそんな誤解で思い悩んだのは、俺が不安にさせてしまったからだ」


 すぐそばでそう言った透哉さんの声が、優しく「悪かった」と謝罪する。

 腕の中で力強く横に首を振った。


「そんなこと、ないです。私だって、確かめもせず、勝手に思い込んで」


 三人が会っていた現場を目撃したあの日。

 気になるのなら、あの日のうちに透哉さん本人に訊くべきだったのだ。

 そうしていれば、こんなことにならずに済んでいた。心が壊れそうなほど悩まなくて済んだのだ。


「言ったはずだ、ずっと好きだったと。それは、今もこれからも変わらない」


 不安に押し潰されそうだった心が、透哉さんの声で、言葉で、生き返っていく。


「もう、悠長に婚約者なんて言っているのはやめる。明日にでも籍を入れにいこう」

「えっ、明日、ですか?」

「ああ。京香を一日でも早く妻にしたい。もう、余計な心配をさせたくない」


 腕を解き、透哉さんの唇が私の唇を奪う。

 体がソファの背もたれに倒れていき、透哉さんは舌を忍ばせ口づけを深めた。

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