激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
「あの……透哉さん?」
その晩、久しぶりに同時にベッドに入り、寄り添って横になる。
思い出したように声をかけた私を、透哉さんは「どうした」と訊きながら抱き寄せた。
「さっき、ずっと好きだったって。ずっとって、いつからだったんですか?」
透哉さんからそんな空気は一切感じ取れず、いつからそんな風に思ってくれたのか疑問で仕方ない。
私に質問された透哉さんは、なぜだかふっと笑みをこぼした。
「正確には、ずっと昔から、だな」
「え? 昔……?」
ますます話が見えなくなり、答えを求めて透哉さんをじっと見上げる。
「京香は全く覚えてないみたいだけど、京香がこっちに出てくる前に一度会ってるんだよ、俺たち」
「え? 嘘」
「嘘じゃない」
「え、でも、透哉さんみたいな人に会っていたら、私きっと覚えていると思います」
東京に出てくる前、地元でなら尚更忘れるわけないと思う。透哉さんのような人を地元で見たためしがない。