王様に逆らった時【完】
「想ちゃんだと?」
「想太も知り合いなのかよ?」
バスケ部の人たちの視線は想ちゃんへ向けられる。
「は?お前らに関係ねぇだろ。てか、こいつのことこれ以上見んな。」
バスケ部のみんなにも怒りを隠せない様子の想ちゃんにびっくりする。
「あ?お前態度悪くね?」
三年生の先輩らしき人が、想ちゃんの態度が気に入らないのか胸ぐらをつかみ挑発する。
今にもトラブルが起こりそうなピリピリとした空気に息を呑む。
「まあまあ!先輩一限小テストあるんすよね!」
輝明先輩は焦った様子で、三年生の先輩を引き剥がす。
「ほらほら!!皆さんも行きましょう!!これ以上ここにいると想太にヤラれますよ!」
輝明先輩の謎発言。
みんなその言葉に納得したのか、続々と去ってゆく。