子作り婚の行方。~年上で暴君な後輩と、私の秘密の恋~
いつものようにたわいもない話をしているうちに先輩が「そういえば」と聞いてきた。
「で、竜神さんの話って何だったの?」
「先週末の飲み会の件を心配してくれてるみたいでした」
水咲先輩の優しさに甘えてなんでも相談させてもらっているが、今回の合コンの件はざっくりとしか話していなかった。
「私もすごく気になってる。円花ちゃん、もう一度最初から事の経緯を聞かせてくれる?」
「はい」
途中水咲先輩の質問に答えつつ、私は金曜日の飲み会に至るまでの一部始終を説明した。
「なるほどね」と彼女は真顔でうなずく。
「気づいたときには病院でなぜか竜神さんがいたんです。驚きですよね。たまたま通りかかって助けてくれたみたいで」
「ちょっと円花ちゃん、驚くのはそこじゃないでしょ。それは大変よ。警察沙汰になってもおかしくない」
「ええ……、本当に無事でよかったって思っています」
なにがあって、どんなふうに私は竜神さんに助けられたのか。