魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
この後のフライトはもう取れなかったのだろう。
がっくりとうなだれる彼女に、ガシガシと頭を掻いた。
「バカか。普通、往復で取るだろ……」
「だ、だって、神凪さんといつ会えるかわからなかったし、会えても話す時間がなくなると嫌だから、帰りの時間決められなくて……」
椎名はしゅんとして言い訳する。
「……そんなに俺と話したかった?」
俺が心を探って問いかけても、グッと口ごもって返事をしない。
「椎名」
「っ、大丈夫です。今夜はホテル取って、明日の便で東京に帰りますから」
椎名はムキになって、続けてホテルを検索し始めた。
俺は黙って、その様子を見守る。
俺になびかない、面倒な女。
なのに彼女は、無関心じゃないと言った。
俺の本心を確かめたい。
椎名が俺に向けた欲求に、グラッと心が傾いた。
俺も同じだ。
気になって、知りたい。
これまでに馴染みのない欲望が、俺の中で渦巻き――。
「探さなくていい」
椎名の手を掴み、スマホの操作をやめさせた。
「え……」
「一緒に来い」
戸惑う視線を感じながら、席を立つ。
「あ、あのっ?」
当惑して訊ねてくる彼女に構わず、その手をグイグイ引っ張る。
会計を済ませると、椎名を連れてレストランを後にした。
がっくりとうなだれる彼女に、ガシガシと頭を掻いた。
「バカか。普通、往復で取るだろ……」
「だ、だって、神凪さんといつ会えるかわからなかったし、会えても話す時間がなくなると嫌だから、帰りの時間決められなくて……」
椎名はしゅんとして言い訳する。
「……そんなに俺と話したかった?」
俺が心を探って問いかけても、グッと口ごもって返事をしない。
「椎名」
「っ、大丈夫です。今夜はホテル取って、明日の便で東京に帰りますから」
椎名はムキになって、続けてホテルを検索し始めた。
俺は黙って、その様子を見守る。
俺になびかない、面倒な女。
なのに彼女は、無関心じゃないと言った。
俺の本心を確かめたい。
椎名が俺に向けた欲求に、グラッと心が傾いた。
俺も同じだ。
気になって、知りたい。
これまでに馴染みのない欲望が、俺の中で渦巻き――。
「探さなくていい」
椎名の手を掴み、スマホの操作をやめさせた。
「え……」
「一緒に来い」
戸惑う視線を感じながら、席を立つ。
「あ、あのっ?」
当惑して訊ねてくる彼女に構わず、その手をグイグイ引っ張る。
会計を済ませると、椎名を連れてレストランを後にした。