魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
***
翌日、私は午前六時に夜勤を終え、帰る前に職員食堂に立ち寄った。
窓際の席で一人、朝定食をつついていると、遥に声をかけられた。
彼女は今日早番で、ゲート業務に就くはずだったフライトが欠航になって時間が空いたため、プチブレイクに来たと言う。
言われてみると、早朝にもかかわらず、キリッとした制服姿のクルーが、いつもより多く見受けられる。
遥はカフェラテの紙コップをテーブルに置いて、向かい側の席に腰を下ろすと。
「ねえねえ、あれから神凪さんとどうなってるの?」
目をキラキラさせて興味津々に問われ、私はごくんとご飯を飲み込んだ。
喉に詰まりそうになって、軽く胸をトントンと叩く。
遥とは、合コンだと黙って私を飲み会に誘った理由を質すために、ここで会って以来だった。
あれから二週間ほどしか経ってないのに、一言で説明できないほど複雑な事態になっている。
思わず目を泳がせた私を、遥はもちろん見逃さない。
「あー。やっぱり、付き合ってるんでしょ」
「ど、どうして決めつけるのよ」
悪戯っぽく目を動かしてツッコまれ、私は周りを気にして声を潜めた。
「昨日CAさんたちが話してるの、聞こえちゃったから」
翌日、私は午前六時に夜勤を終え、帰る前に職員食堂に立ち寄った。
窓際の席で一人、朝定食をつついていると、遥に声をかけられた。
彼女は今日早番で、ゲート業務に就くはずだったフライトが欠航になって時間が空いたため、プチブレイクに来たと言う。
言われてみると、早朝にもかかわらず、キリッとした制服姿のクルーが、いつもより多く見受けられる。
遥はカフェラテの紙コップをテーブルに置いて、向かい側の席に腰を下ろすと。
「ねえねえ、あれから神凪さんとどうなってるの?」
目をキラキラさせて興味津々に問われ、私はごくんとご飯を飲み込んだ。
喉に詰まりそうになって、軽く胸をトントンと叩く。
遥とは、合コンだと黙って私を飲み会に誘った理由を質すために、ここで会って以来だった。
あれから二週間ほどしか経ってないのに、一言で説明できないほど複雑な事態になっている。
思わず目を泳がせた私を、遥はもちろん見逃さない。
「あー。やっぱり、付き合ってるんでしょ」
「ど、どうして決めつけるのよ」
悪戯っぽく目を動かしてツッコまれ、私は周りを気にして声を潜めた。
「昨日CAさんたちが話してるの、聞こえちゃったから」