魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
「お前の気を惹くためなら、なりふり構ってられなかった。欲しがらずにはいられない。堕ちるって、そういうことだよな」

「や、あっ……!」


私がゾクゾクと身体を戦慄させると、神凪さんがムクッと顔を上げた。


「お前の佐伯への想いも、そうじゃないか?」

「は……」


ベッドに両腕を突っ張って、胸を喘がせる私を組み敷く。


「佐伯の幸せを邪魔して壊そうなんて思いはしない。憧れて慕っているだけで、芽唯のそれは本物の恋とは呼ばない」

「っ……」

「反論ある?」


意見を求められ、虚を衝かれて息をのむ私を、


「芽唯。俺はお前に惚れてる」


真剣な眼差しで射貫く。


「お前への気持ちに嘘偽りはない。俺のなにもかも全部、お前のものだよ」


最後は少し照れ臭そうに、はにかんで笑った。
そんな彼に、私の心臓は鷲掴みにされる。
なんとも言えない想いに胸が締めつけられ、きゅんと疼く自分を、くすぐったく感じながら――。


「はい。……愁生さん」


頬を火照らせ、はっきりと答えた。
神凪さんは、一瞬意表をつかれたように目を瞬かせたけれど。


「それでいい」


強気な笑みを口元に湛える。
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