魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
あの最悪な合コンから四日。
私は同じ遅番だった遥を誘って休憩に入り、職員食堂に出向いた。
二人揃ってメンチカツ定食を選び、窓際のテーブルで向かい合わせに座ると。
「ごめん、芽唯! でも、異職種交流会ってのは本当だし、嘘はついてないよ?」
遥が顔の前でパンと両手を合わせ、目を白黒させて弁解した。
私は早速味噌汁を啜りながら、「ふーん?」と相槌を打つ。
「私を誘っておいて遥が来れなかったのは、久遠機長に報告できない飲み会になるってわかってたからじゃないの?」
「う……」
「杏子ちゃんを誘ったのも遥でしょ? 彼女のノリを見ても、合コンって聞いてたとしか思えないんだけど」
上目遣いで畳みかけると、遥はグッと口ごもった。
そわそわと辺りを見回しながら、キャベツの千切りに箸を入れ――。
「あ。杏子、どんな感じだった?」
「他の女性たちと、副操縦士の周りで楽しそうだった」
「副操縦士……風見さん?」
「……と、もう一人」
私は自ら付け加えた余計な一言にドキッとして、手を震わせてしまった。
箸を落としそうになって、慌ててギュッと握りしめる。
だけど遥は、内心焦った私に気付く様子はなく、「もう一人?」と首を傾げた。
私は同じ遅番だった遥を誘って休憩に入り、職員食堂に出向いた。
二人揃ってメンチカツ定食を選び、窓際のテーブルで向かい合わせに座ると。
「ごめん、芽唯! でも、異職種交流会ってのは本当だし、嘘はついてないよ?」
遥が顔の前でパンと両手を合わせ、目を白黒させて弁解した。
私は早速味噌汁を啜りながら、「ふーん?」と相槌を打つ。
「私を誘っておいて遥が来れなかったのは、久遠機長に報告できない飲み会になるってわかってたからじゃないの?」
「う……」
「杏子ちゃんを誘ったのも遥でしょ? 彼女のノリを見ても、合コンって聞いてたとしか思えないんだけど」
上目遣いで畳みかけると、遥はグッと口ごもった。
そわそわと辺りを見回しながら、キャベツの千切りに箸を入れ――。
「あ。杏子、どんな感じだった?」
「他の女性たちと、副操縦士の周りで楽しそうだった」
「副操縦士……風見さん?」
「……と、もう一人」
私は自ら付け加えた余計な一言にドキッとして、手を震わせてしまった。
箸を落としそうになって、慌ててギュッと握りしめる。
だけど遥は、内心焦った私に気付く様子はなく、「もう一人?」と首を傾げた。